小学校の社会のテストが理解できなくてこれからの社会の授業が不安になった
小学校3年生の長男。親バカかもしれないけれど、成績はわりといい。
2年生までは算数と国語のテストしかないんだけど、90点以上しかとってきたことがない。すばらしい!
そんな長男が、3年生になって初めて社会のテストを持って帰ってきた。点数なんと85点!
へー、珍しく90点切ったなーと思って、間違えた問題をみてたら、これがびっくりな問題だったんですよ!
↓こんな感じ。
校区たんけんにでかけます。つぎの中から、いちばんよいめあてを言った子はだれでしょうか?
Aさん わたしはモンシロチョウが何びきいるのか調べたい
Bさん ぼくは家が全部で何けんあるのか調べたい
Cさん わたしは畑で何が作られているのか調べたい
なんでしょうね?この問題。
『いちばんよいめあて』とは何なんでしょうね?
生態系に興味がある人にとっては、自分の住んでいる校区に何匹モンシロチョウがいるのかを調べることには、とてもよいめあてだと思うし、人口統計とか人口密度が校区の中でどのような分布をしているのかに興味がある人にとっては校区に家が何件あるのかを調べることはとても意義のあることだし、自給自足の生活をするために自分の家の庭でどのような食物を育てることができるのかを知りたいのであれば、校区内の畑で何が作られているのかを調べることはとても意味のあることだと思う。
『だれ』の『何のため』のめあてなのかが、この問題からは、ごっそり抜けおちてしまっているんですよね。
ちなみに正解はCさんだそうだ。
ここで、なんでCさんが正解なのか考えてみた。校区たんけんという授業の限られた時間の中で調査が可能そうなのが、「畑で何を作っているのか」なのではなかろうか?でもちょっと待て。それって先生にとって、いちばんよいめあてなんじゃないか?『先生』の、『調査、まとめ、発表までの一連の課題を授業内で終わらせるため』の、『いちばんよいめあて』なんじゃないか?
でもさ、先生。校区内に畑が一つだけならそれは可能かもしれないけどね。うちの校区は農業地帯だから、畑なんて無数にあるんだよ。校区内の畑で何が作られているかなんて、ほかの2つの調査内容とおんなじぐらい自己満足な結果しか得られないはずなんだよ。それが本当に「いちばんよいめあて」なのかな?
もうちょっと考えてよ。そして、こんなテストで子供達(と一部の親)を混乱させないでくれ。
長男には、「この問題、全部正解だから、気にしなくていいよ」と言っておいた。そう、君がBさんがいちばんよいめあてだと思ったんならそれでいいんだ。ママはAさんのモンシロチョウがいちばんよいめあてだと思ったんだからね。。。