おひゃのブログ

3人の男の子を育てながら働き続けるママの気ままな日記

厚生年金基金セミナー

今日は初めて、セミナーに参加させてもらいました。厚生年金基金のセミナー、超マニアック!長年の不正やら何やらで、資金繰りが悪化している基金が多々あるところで、基金から脱退する場合の見極め方や、その場合の手続きのポイント、さらには受給者がいる場合のアドバイスなどなど、へーという内容がいっぱいでした。基金はもともと大した知識があるわけではなく、社労士試験の勉強をしている時に、参考書2ページ程度を流す程度に覚えただけ。参考書の内容もなんだかよくわからなかった上に試験にも出たりでなかったりだったので、「基金は試験に出ない」に賭けたんだよ。でも出たし。出ないに賭けた内容が出されると焦るよね。あー、勉強しとけばよかったって。でも受かったからいいのさ。

今日の収穫知識としては、

①基金に加入している企業は買収することができない。基金加入企業が基金から脱退する場合に特別掛金を基金に支払わねばならず、この掛金が加入員(企業の社保加入者)一人あたり50~200万円に及ぶ場合もあり、企業の資産価値を正確に把握することが困難であることが原因。

②基金は任意加入するものであるが、基金の役割は公的な要素を多分に含むものであるため、脱退は安易にはできない。意図的に加入員を減少させても特別掛金をまぬかれることはできない。

③代行割の可能性のある基金から受給している場合には、加算年金ではなく脱退一時金に変更すべき。

などなど。

連座制という連帯保証のような制度があるため、経営の厳しい企業の多い基金に加入し続けるとダメージが大きい。連座制とは、基金が解散した場合に、解散時の代行部分を加入会社が平等に負担するのだけれど、基本は一括払い。でも特例として分割でも支払うことができる。ただし、分割支払いしている会社が倒産したら、未払い分は残りの分割払い会社が負担するというもの。この場合、一括で支払った会社は対象外とされるが、「スーパー連座制」という制度もあり、こちらは一括払いした会社も免除はされず、倒産会社の不払い分を負うことになる。おっそろしー。スーパー連座制は2019年までは凍結らしいので、これまでになんとかしたいところ。

 

とても勉強になりました!